河合 忍さんCafe and Space TSUNE ZUNEINTERVIEW

  • まずは、お店(施設など)について教えてください。

    基本形態はカフェの運営です。カフェのメニューは、できるだけ地元のものを使うようにしています。知多半島でレモンや生姜が採れることは、お恥ずかしながらお店を始めてから知りました。
    「外観はそのまま残す」という点は、リノベーションをお願いした地元の建築家と一致した思いでした。お店は2階にあるので一見カフェには見えないですし、お休みの日には看板も引っ込めてしまうので、存在に気づかない人もいます。そこはお越しいただく方の好奇心を信じて待つしかないです。その狙いも通じたのか、ここにたどり着く方は“常滑を知りたい”方が多いように感じます。むしろお客さんから教えてもらうことも多いです。
    併設のスペースも不定期ですがイベントを開催していて、日常と非日常がくっついたような場です。

  • この場所ではじめることになった経緯は?

    結婚後、一時期常滑を離れたこともありましたが、やっぱり常滑で働きたい気持ちは強かったんです。主人は足助出身ですが、常滑に住んでもいいよと言ってくれて、すごくありがたかったです。とはいえ自分に何ができるか…悶々と考えた時期は長かったです。ここは祖父が営んでいた製陶所の盆栽鉢を梱包する作業倉庫で、特に使われていなかったのは知っていました。ある時、一階をアトリエで借りる方が現れて「日々使う」姿を目の当たりにして、そのくらいの時期から改めて“常滑らしさ”について考えました。常滑らしさには、建物の存在も大きいですから、建物を含めた景色を残す一つの方法として「場」を日々運営するという具体的構想が出て、カフェにたどり着きました。「TSUNE ZUNE(常々)」という店名は“常滑のふつうの日々”という意味が込められてます。

  • 常滑はどんなまちだと思いますか?

    海沿いという事もあってか自由でおおらかな空気が、人にもまちにも流れているように思います。常滑やきもの散歩道界隈に関しては歴史の厚みも残っているし、海側は空港や大きなモールもあったりして対称的。それも含めて常滑の包容力を感じます。
    作り手の多い場所なので好奇心も旺盛だし、面白い人が多いです。常滑にずっと暮らしている方は常滑が好きで誇りを持っているのをすごく感じます。だからこの景色が今もちゃんと残っているんですよね。

  • これから古い建物を活用したいと思っている方へ

    TSUNE ZUNEに関しては地元の建築家との出会いはかなり大きかったです。あと、地元の水道屋さん、電気屋さんも古い建物の改修には詳しいので頼りにされるといいと思います。そうゆう専門家との出会いも大事だと思います。あとは、ご近所さんや建物の持ち主の方も、建物には思い入れがあると思うので、日々をお互いが気持ち良く過ごせるようにというのは心がけています。
    ちなみに、お店のリノベーションをお願いした建築家と一緒に始めたトコナメハブトークという不定期のイベントも、今の常滑を知る一つのコンテンツとして見ていただけたら嬉しいです。何かヒントが見つかるかもしれません。すみません宣伝です(笑)。

    トコナメハブトーク https://www.facebook.com/tokonamehubtalk/

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